現在Twitterの文字数制限は140字ですが、2016年3月以降に「1万字」までに制限を緩和する可能性があると発表されました。
1万字と言う事は、もはや「つぶやき」ではなく「短編小説」や「ブログ」のレベル。
これまでのTwitterのあり方が、大きく変わってしまいそうな気がします。
これまでTwitterでは改善と言いつつ、「改悪」と言わざるを得ないようなものが多々あったため、ちょっとこの変更は心配ですね。
1万字に変更されることでどんな変化が起きるのか?ちょっと考えてみたいと思います。
タイムラインをめくるのがめんどくさい?
まず考えられるのが「タイムライン」をめくるのが大変になると言う問題
自分のフォローが100以上ともなってくると、全部のツイートを見るのが大変です。
500以上になれば全部見るのはほぼ不可能ですね。
しかし文字数制限が1万字以上になれば、これ以上にめんどくさくなってしまう事になります。
好きな人のつぶやきが他の人のつぶやきで埋もれたり、たくさんのリツイートでタイムラインが大変なことになったりと言う、様々な問題が発生しそう。
対策としては長いツイートについてはブログのように、「続きを読む」タグが表示されてくれるとうれしいですね。
ダラダラした文章が増える?
Twitterの魅力と言えば「140字以内」だったからこそ、短い文章でキレのあるスパっとしたまとめ方を、みんな考え出していたわけです。
これは一瞬で読めて分かりやすいと言う、Twitterならではの特徴を生み出していました。
しかしこれが1万字になってしまうと、「上手にまとめる」と言う事をみんなしなくなり、ダラダラした文章が増えてしまう可能性があります。
読む方も疲れてしまうかもしれません。
クソリプの内容が激化する?
自分のツイートに対して批判やめんどうな意見が飛んでくるいわゆる「クソリプ」。
これはSNSである以上、止める事はほぼ不可能と言ってもいいでしょう。
しかし文字数が1万字になれば、クソリプの内容も何倍にもなる可能性があります。
有名人や多くのフォロワーさんを抱えている人は、ちょっと大変かもしれません。
これまで以上にブロック機能や、フォロワーさんを絞ると言う事が必要になってきそうです。
ブログコピペの横行
現在も「パクツイ」が問題になっていますが、文字数が1万字になるとブログやサイトの「コピペ」も可能となってしまいます。
芸能人やブロガーの中にはブログに来たアクセスで広告収入を得ている人もいるため、コピペ配信されてしまうと大きな損害になる事も。
2chまとめのような事ですら、Twitterでも出来るようになってしまいますからね。
他人の著作物に対する「パクリ」「コピペ」については、アカウントの削除や通報機能など、厳しく取り締まってほしいものです。
長いツイートはまとめて発信できる
これまでは自分の情報を発信したり、自分の体験談を語ったりする際に、長いツイートは何回かに分けて流す必要がありました。
しかしこれだと面白いツイートがリツイートされた時、その一部しか流されず上手く伝わらない事も。
わざわざすべてのツイートを律儀にリツイートする人は少ないですからね。
また有名人や政治家の方は、自分の主張が長い時には何回も分けてツイートをする必要がありました。
これらをまとめて発信できると言うメリットもあります。
一部のツイートだけが先行し、発信の内容に誤解を生むと言う事も少なくなるでしょう。
ネタツイートの幅が広がる
Twitterと言えば面白つぶやきも文化の一つとなっています。
おもわずクスッとなってしまうようなつぶやきは、見ていて飽きませんよね。
1万字になるとこれの表現の幅も大きくなり、ネタツイートの在り方も変わってきそうです。
文字だけでなく「AA」などの表現を使う方法も増えるかも。
結局「どう変わる」のか?
個人的にはTwitterの文字数制限が増えても、基本的には「そんなに変わらない」と思います。
短くてもキレのある文章はこれからも人気でしょうし、長くても面白い文章ならたくさんリツイートされると思います。
「人が面白いと思うもの」がこれからも流行っていくのは変わらないでしょうね。
種類や方法のバリエーションが増えるだけだと思います。
ただしTwitterのユーザー数の伸びは年々鈍化しており、今後も伸びる様子はありません。
文字数緩和が改悪となり、ユーザー離れが加速しないといいのですが・・・
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