長くボクシング界を引っ張ってきたマニーパッキャオも、2016年4月9日の試合を持って引退します。
引退後はこれまで続けてきた、議員の仕事やバスケのコーチに専念する模様。
途中でパッキャオの試合が、これから行われる選挙活動に有利に働くと言う事で、ボクシング放送の中止を求める声がライバル議員から上がりましたが、試合は行われることに決定、また放送もちゃんと行われるようです。
メイウェザーとの対決は負けてしまいましたが、好戦的なファイトスタイルがこれから見れなくなると思うと残念です。
パッキャオ引退試合の日程
日時:2016年4月9日(土)(日本時間10日11時ごろ)
対戦相手:ティモシーブラッドリー
ルール:ノンタイトル ウェルター級12回戦
場所:アメリカ・ラスベガス
テレビ放送:HBO(アメリカ合衆国ケーブルテレビ)、日本国内は無し、WOWOWで生中継
試合はボクシング最高峰のアメリカのラスベガスにて、ノンタイトル12回戦で行われます。
当初はブラッドリーとの世界タイトルマッチになる予定でしたが、ブラッドリーが直前2月9日に指名試合が発令されることに。
パッキャオとの試合実現を優先させるため、ブラッドリーはこの試合を避け、王座を返上しノンタイトル戦での試合と言う事になりました。
ティモシー・ブラッドリーは言わずと知れた強豪選手で、36戦33勝1敗の戦績を持つオーソドックスファイター。
この1敗はパッキャオに付けられたものですが、自身も一度勝っており、パッキャオとの戦績は1勝1敗です。
今回が3度目の対決となり、この試合で決着がつくことになります。
マニーパッキャオの戦績
戦績:57勝6敗2分
スタイル:サウスポー
パッキャオは非常に好戦的なファイトスタイルでパンチもありますが、キレた動きから来る鮮やかなディフェンス技術も持つ選手です。
鮮やかな動きや果敢な攻めから観客を沸かせる展開が多く、ファンを味方に付ける試合をするイメージ。
そしてパッキャオが英雄と呼ばれる理由は、階級を変えてあらゆる階級のスター選手と戦って勝っている事。
ボクシングの傍ら国会議員に選ばれるなど、母国での人気はトップクラスです。
世紀の一戦と言われたメイウェザーとの試合では、300億円以上のファイトマネーが動いたらしく、お金の面でも注目を集めています。
ライト級まではKO勝ちが多かったですが、ウェルター級に上げてからは判定勝ちが多いです。
37歳という年齢から衰えたとの声もありますが、ピークはさすがに過ぎているとはいえ、トップ選手としては遜色ない感じ。
ティモシーブラッドリーの戦績
戦績:36戦33勝1敗1分1無効
スタイル:オーソドックス
ブラッドリーは36戦して敗戦はわずか一回と言う選手。
この1回はパッキャオに付けられたものですが、自身は1度パッキャオに判定勝利しています。
ただこの勝利したパッキャオ戦も明らかにパッキャオが試合を有利に進めており、判定後にはブーイングが起きるなど内容は良いとは言えませんでした。
実質パッキャオには2敗していると言ってもよく、今回の対戦ではリベンジと言った方がいいかもしれません。
試合展開はディフェンスが非常にうまく、パンチの芯を外すのが得意と言うイメージ。
相手のパンチをかわしつつ、その中にカウンターや攻めのパンチを織り交ぜてきます。
そのためか判定率が高く、KOはパッキャオの38回に比べて、これまでに13回となっています。
試合の流れを予想
前回や前々回と同じく、攻めるパッキャオと、守りながら狙ってくるブラッドリーと言う図式になってくると思います。
ブラッドリーは左ジャブを連発して相手をイラつかせ、おびき出してカウンターを打ち込めるかどうか。
パッキャオは多彩な攻めで、ブラッドリーのディフェンスを攻略できるかどうかと言う所。
恐らく両者のタイプ的に、今回も判定での決着が濃厚でしょうか。
判定になると、攻めのパッキャオの方が今回も有利かと思います。
勝敗の判定は、3-0でパッキャオの勝利と言う予想で。
過去の試合の動画
WOWOWでは日本時間の10日午前11時から生放送が行われるようです。
ネットからなら15分ほどで視聴可能、さらに15日間の無料お試し期間もあります。
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