EU離脱が日本に与える影響。輸出系企業や移民受け入れに大きなダメージ。
イギリスのEU離脱が決定したことで、各国の経済に大きな影響が出ている。
イギリスの情勢が大きく変わっていく事はもちろん、そこに進出している日本の企業や、為替の影響を受ける企業も数多く出てくるでしょう。
ここではイギリスのEU離脱が、日本に与える影響について考えてみたいと思います。
そもそもなぜイギリスはEUを離脱したのか?
EU(ヨーロッパ連合)と言う言葉は、小中学校時代に社会で習った人も多いと思います。
そもそもなぜイギリスは、これまで長い間加盟してきたEUを離脱し、独立する事になってしまったのか?
これについては、Twitterでめいろま氏が発言していた内容が非常に分かりやすかったので、転載させていただくことにします。
イギリスの庶民的には、なぜEUを脱出したいかというと、EUから人が山の様に来てしまって、病院や電車が混む上に、学校の教室が足りないから。年に18万人も来る。そして帰らない。ビザいらないので。ブルガリアとルーマニアからは年に5万人も来る。月収5万円ぐらいの国だから皆イギリスに来たい
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
私はビザをちゃんととって納税してきた移民で専門職なので、失業者や納税しない移民とは違います。RT @beawareafter311: @May_Roma うーん、でも、めいろまさんご自身も移民ですよね。自分はOKだけれど、他の移民は厄介かもという論調にならぬよう注意では…?
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
イギリスの庶民的には、ガイジンが増えるから困るというよりも、「人」が増えて色々困っているというのが正直な感想。ここの人達はガイジンには慣れているし寛容。ただEUからこんなに人が来るとは誰も予想してなかった。政府の予測は大外れだった。自治体が耐え切れない状態になっている。
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
日本の人は知らないと思うのだけど、EUの人がイギリスに移り住んだ場合、税金一円も払ってなくても医療費も学校も無料。通訳まで付けてもらえる。病院は年間予算が決まっているから沢山治療しても予算が増えるわけではない。学校も同じ。人が増えれば増えるほど苦しくなる仕組み。
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
そしてイギリス庶民が最も恐れているのは、トルコがEUに加盟すること。加盟したらトルコ人もイギリスに自由にこれるようになるんですが、月収6万円の国で、あそこにはシリア難民も大量にいる。トルコは人口も多いですから人が大量に来てしまう。しかもテロリストも混じっているかもしれない。
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
EUから人が来る場合、EU市民なら誰でもイギリスに移住できるので、元犯罪者とか、テロリストの可能性がある人も入ってこれちゃうんです。しかも犯罪者を強制送還できない。EUの決まりがあるので。チェックが機能しません。加盟国(特に新規)には超いい加減な国も多いので庶民的には怖い。
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
EU離脱を求めるのは年寄りのエゴというのとはちょっと違う。例えば子供がいる中流のサラリーマン。子供が病気になってもEUからの移民激増で病院のERは4時間待ち、公立は英語不明な外国人生徒が激増し授業が成り立たない上教室ギューギュー。不動産高騰で家買えない。中流も離脱したい
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
イギリスがEUに残留し、トルコ、マケドニア、セルビアからも人が入ってきていたら、国内で暴動が起きていたかもしれません。。。外国人排斥じゃなくて、人が増えすぎて病院、学校、交通、住宅が対応できなくなってしまって。。。イギリス平均月収25万円、それらの国は4-6万円ですから大量に来る
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
(再掲)イギリスEU離脱に関する補足情報。今回の離脱の最大の引き金はギリシャ金融危機と難民問題。イギリスへの移民は年に30万人、EUから18万人。EUからくる人はビザ不要、誰でも住めて医療費学校福祉無料。政府予測大外れで病院や学校がキャパオーバーで市民生活直撃で皆うんざり
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— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
イギリス病院キャパオーバーの事例。ER待ち時間は4-7時間。EUからの移民激増で誰でも治療無料の国立病院患者激増で検査は数カ月待ち当たり前。人で不足で手術キャンセル日常。小児科病棟でも1歳にレンジでチンの冷凍食品。出産退院一日。昔は一週間入院。外国人には税金で通訳つける
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
移民激増のイギリス。年に24万の新築住宅必要だが人増え過ぎで年に17万件しか建てられない。住宅不足で持ち家も賃貸も値段激増。公営住宅は順番待ち。ロンドン郊外給料半分以上家賃。新卒若者中古1DK購入頭金貯めるのに24年労働必要。需要激増で供給追いつかない。だからEU離脱希望多数
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
EU加盟国。スペイン、イタリア、ギリシャは若者ひどい失業率。大人も仕事なし。新規加盟東欧諸国、月収4-6万円、田舎は現金収入月5千円とかのレベル。それらの国からイギリスへ稼ぎに来る。最低賃金でも月収25万。英語通じる上ガイジンにオープン。言葉分からないドイツやフランスに行かない
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
イギリスで実際に起こって庶民が激怒した件。ルーマニアのマフィアがイギリスで子供手当をもらってルーマニアに送金。EU国籍さえあれば福祉が受けられるので子ども手当も受けられた。ルーマニアど田舎では大変な金額。これは大変な問題になった。
— めいろま (@May_Roma) 2016年6月24日
簡単に言うと「移民」が増えすぎた事による問題が一番大きい。
EU内では移民の待遇を手厚くするための規則があるが、経済豊かなイギリスに移民が集中しすぎたため、逆にイギリスの首を絞める事になってしまったようです。
これを嫌ったイギリスは、EU離脱を決意して独立したと言う形になります。
私たちの生活でもしばしばみられるが、「弱者救済」と言う形にこだわり過ぎた結果、共倒れの危険性が多きくなったと言ってもいいかもしれません。
イギリスのEU離脱が日本に与える影響は?
急激な円高により輸出系企業に大きなダメージ
今回の出来事で、EU各国の通貨の状態が非常に不安定になり、ポンド、ユーロ、ドルなどの通貨を持ちたくない人が増える事に。
ならば日本の「円」をと買う人が大きく増え、急激な円高が進むことになりました。
これによりドル円は100円以下となってしまい、輸出(日本から海外へ商品を送る)企業は、利益が大きく減ってしまう事になります。
輸出系企業の株価が下がったり、給料やボーナスに影響するところも数多く出ることが予想されるでしょう。
逆に輸入系企業では、安く輸入が出来るため、利益が上がる所も出てくると予想されます。
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イギリスに進出した企業に与える影響
日本からイギリスに支社を出している企業は、延べ1000社近くになると言われています。
イギリスではEUを離脱したことで、関税が発生するようになる他、EUに加盟していた時のメリットが無くなるようになります。
これにより日本の企業に与える影響は大きく、これまで以上に経費が大きく膨らむことが予想されます。
恐らくイギリスに進出している日本企業にとってはデメリットの方が大きいと思われ、各企業の対応を見る形になります。
日本の「反移民受け入れ派」の意見を強める結果に
今回のイギリスEU離脱ので大きく注目されているのが、「移民受け入れ」による経済政策の失敗です。
日本でも移民を受け入れるかどうか?が問題になっていますが、これまでは日本人の失業率の増加や、テロの可能性が増える事による「反対派」の意見が数多くありました。
この反対派の意見に、さらに拍車をかける事になった、日本への社会的影響があります。
ただ実際にイギリスは移民を受け入れるようになってから、大きな経済的成長をしたことは事実であり、このようなメリットを見ない人が増えることにもなりかねません。
今後日本が移民受け入れを実施するかしないかにより、日本の経済的発展や政治が大きく変わってくると思うのですが、今回の件がこれに影響を与えることは間違いないでしょう。
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