2016年3月に前任の古館アナが卒業し、30代の富川アナをメインとした新体制で報道ステーションが再開しました。
ニュースの内容に対してガンガン主観を押していた古館アナに対し、富川アナはどちらかと言うとふんわりとした感じ。
富川アナに変更して数ヶ月が経ちましたが、これまでの印象などについてまとめてみたいと思います。
富川アナは下手でつまらない?
富川アナに対する印象としては、良くも悪くも「あたりさわりのない」コメントが多いと言う印象。
批判はされないけれど、強い共感も生まない、どっちつかずなやり取りが非常に多いと思います。
まだ若くてそこまでの知識がないから仕方ないともいえると思いますが、ネット上では「つまらない」「下手」「ニュースと同じことしか言ってない」のようなコメントもたくさんあるようです。
しかし逆に「フラットな目線」「多くの視聴者と同じような目線」でニュースを見る事が出来ると言う意見もあり、賛否両論があると言った印象。
自分からは意見は言わないけれど、ゲストコメンテーターのアシスト的な役としては、十分な役割を果たしていると言えるのではないでしょうか。
前任の古館アナのアクが強すぎたせいか、古館アナのズバっと言われた時の快感が強く頭の中に残っており、そのせいで富川アナでは物足りないと感じてしまっている人も多いかもしれません。
僕も富川アナの進め方を見ていると、「そこはもっと強く言えよ!」と感じてしまう事も結構あります。
しかし初期の頃はそう思う事も多くありましたが、時間が立ち古館さんの印象が薄れてきたせいか、そう感じる事もだんだんとなくなってきました。
が、やはりなんかちょっと物足りない、おもしろくないと言う部分はありますね。
しかし知りたい事のメインはニュースの内容なので、そこまで気になる事でもないかと。
視聴率は上がっている模様
前任の古館アナがメインキャスターだった頃は、報道ステーションの視聴率は「11.6%」でした。
しかし富川アナに代わってからは、最初の2週間での視聴率は「12.6%」にまで上昇しています。
しかしこれは新キャスターに変わったことによる「物珍しさ」から視聴率が上がったと考えることも出来るため、時間がたってから見て見ない事には本当にどうなのかはまだまだ分かりませんでした。
が、ここ最近の報道ステーションの平均視聴率を見てみると、
5月9日~15日 13.0%
5月16日~22日 12.1%
5月23日~29日 13.4%
5月30日~6月5日 14.1%
6月6日~12日 13.8%
6月13日~19日 15.2%
と大幅に上昇している事が分かると思います。
と言うことは、富川アナに代わってから番組がより「視聴者の目を惹きつけるようになった」と言ってもいいのかもしれません。
富川アナの場合は、前任の古館アナの自分からガンガン引っ張っていく「ワンマン的な手法」ではなく、メインキャスターながらもゲストコメンテーターやニュースの内容自体を引き立たせる「アシスト的な役割」を果たしており、それが全体の雰囲気を向上させていると言えるのではないでしょうか。
小川アナもニコニコするようになりましたしね、これも男性視聴者を惹きつける要因かもしれません。
メインキャスターながらも、あえて自分を押し出さずに周りを引き立たせると言うのが、富川アナのやり方なのかもしれません。
ただし総理を交えた党首討論戦などでは、仕切り役不足が見られるように、この当たりは経験不足が見られる印象。
しかしこの辺りは若手と言う事で仕方ない部分もあり、これから成長して行けば、ガラッと変わってくる可能性もあるでしょう。
富川アナが「下手」「才能はない」と感じる事はありますが、それが逆に「安心して観やすい」番組にしているのかもしれませんね。
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