辰吉寿以輝(じゅいき)のデビュー戦の放送を見た感想や結果など
2015年4月16日にバンタム級の山中慎介vsサンティリヤン選手の試合が放送されたのですが、見事に山中選手が7回KO勝ちを収める事が出来ました。
その後放送時間が30分ほど余っていたのですが、辰吉丈一郎元チャンピオンの次男である、辰吉寿以輝選手のプロデビュー戦が放送されることに。
中々面白い試合だったので、感想や結果などをまとめてみたいと思います。
辰吉寿以輝(じゅいき)選手のプロデビュー戦の感想・結果
辰吉寿以輝
年齢:18歳
身長:167cm
階級:バンタム級
所属ジム:大阪帝拳ジム
岩谷忠男
年齢:31歳
身長:169cm
階級:バンタム級
所属ジム:神拳阪神
アマチュア戦績:11戦7勝4敗
プロ戦績:3戦1勝2敗
辰吉寿以輝選手はアマチュア経験なしで、ガチンコの試合経験はほぼスパーリングのみと言う状態。
一方相手の岩谷忠男選手は25歳からボクシングを始めていますが、アマチュアのタイトルを2度獲得しており、プロでも3戦している試合経験で上回る選手です。
試合はスーパーバンタム級の4回戦で、行われることになりました。
ラウンド1の感想
辰吉寿以輝選手は上半身の筋肉にボリュームがあり、プレシャーをかけつつ序盤から力強いパンチを振っていく。
父と同じなのか左フックのタイミングが良く、何度か当たる事も。
デビュー戦でかなり固くなっているのか、動きは少ない、ただ冷静に相手のパンチを見てかわす場面もありました。
一方岩谷忠男選手は足を使って攻めるタイプ、序盤から辰吉のプレッシャーに苦しみますが、動きながら何度かパンチを当てる場面もあります。
お互い4回戦とは思えない技術でしたが、ラウンド終了間際に辰吉の左フックで岩谷がダウン。
辰吉優勢のラウンドでしたが、岩谷選手のパンチも当っており、逆転も可能な展開だったと思います。
ラウンド2の感想
辰吉選手が徐々に出てきてお互い打ち合う展開に。
開始1分に辰吉選手の踏み込んだジャブが当たり、岩谷選手が2度目のダウン。
その後立ち上がった岩谷に、辰吉の猛烈なラッシュ。
岩谷は何度もパンチをもらいますが、懸命に返しつつ強いパンチをまだ振ってきます。
岩谷がグラつくも、途中でカウンターが辰吉に入り、辰吉の動きが止まるシーンも。
辰吉はあわや形勢逆転と言うピンチに追い込まれますが、その後強いパンチをしっかりと当てていく。
最後は右のパンチでグラついた岩谷に、レフェリーストップがかかり辰吉のKO勝ち。
結果は辰吉選手の2ラウンド2分45秒KO勝ちに終わりましたが、相手の岩谷選手もかなりいいファイトを見せてくれました。
お互い強かったですね。
辰吉選手はまだ18歳ですが、小さいころからボクシングに親しんでいるので経験が10年以上あることになるかと。
そういう意味では、本業があってここまでやれた岩谷選手のすごさも素晴らしいと思います。
※動画を追加
まとめ
兄・寿希也さんのコメント:弟は思ったよりガチガチだった
父・丈一郎さんのコメント:あれだけできたらたいしたもの
お母さんがリングサイドで常に泣いてる姿が印象的でした。
やっぱり家族が試合に出るのは、感慨深いものがあるものなんですね。
辰吉選手はパンチが強く、打ち合いで今後は面白い試合を見せてくれそうです。
今日はかなり緊張していて固かったそうなんですが、次回はもっと軽快な動きを見せてくれるんでしょうか。
とりあえず今後4回戦、6回戦と超えていくと思うんですが、いずれは世界挑戦も視野に入れていって欲しいです。
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