2015年8月22日より、世界陸上が北京で行われます。
目玉の100mが初日から放送されるため、早くも注目の的に。
今季の記録から見て、優勝予想などしていきたいと思います。
2015年今季100mの世界記録順位
ジャスティン・ガトリン(アメリカ)9秒74
アサファ・パウエル(ジャマイカ)9秒81
トレイボン・ブロメル(アメリカ)9秒84
ジミー・ヴィコ(フランス)9秒86
ケストン・ブレッドマン(トリニダードトバゴ)9秒86
ウサイン・ボルト(ジャマイカ)9秒87
タイソン・ゲイ(アメリカ)9秒87
マイク・ロジャース(アメリカ)9秒88
ジャスティンガトリンは今季すでに9秒7台を4回マークしており、抜群の安定感を誇ります。
33歳ながら自己ベストをマークし、体力的な衰えはあまりない模様。
風邪や体調次第では、9秒6台突入も十分にあり得るでしょう。
200mでも19秒57の好タイムを出しており、非常に勢いがある状態です。
今季2番目のタイムとなっているのが、ジャマイカのアサファパウエル。
ボルト不在のジャマイカ選手権も優勝しており、金メダル有力候補となっています。
こちらも32歳ですが、まずまずの走りを見せていると言う感じ。
3番目のトレイボン・ブロメルはまだ20歳と言う若さでの代表入り。
日本の桐生祥秀選手と同じ年ですね。
全米選手権ではタイソンゲイに次ぐ2位で走っています。
そして今季絶不調なのがジャマイカのウサイン・ボルト。
今季前半で100m10秒切っていない状態でしたが、ロンドンのダイヤモンドリーグは9.87で優勝。
徐々に調子を上げてきています。
しかし国内のジャマイカ選手権は回避しており、鳥取の合宿でも姿を見せないなど、体調に不良がある事は明らか。
金メダルが最も期待されていますが、事前の予想では黄色信号と言う見方が大半です。
そしてもう一人メダルの期待がされるのが、歴代2位の9秒69の記録を持つタイソンゲイ。
こちらは全米選手権を9秒87で優勝しており、ガトリンと並ぶ金メダル有力候補。
しかし2012年ロンドンのメダルをドーピング疑惑で剥奪されており、精神的なダメージが心配です。
この当たりが注目選手ですが、フランスのジミーやトリニダードトバゴのケストンにもメダルの可能性が十分にあります。
韓国大邱で優勝したヨハンブレークは残念ながら国内選手権で負けており、今大会は出場しません。
日本人では100mに高瀬慧が出場しており、9秒台&決勝進出が期待されます。
世界陸上2015北京の100m優勝予想。
本命:ジャスティンガトリン
本命は今季絶好調のジャスティンガトリン。
ドーピングの出場停止期間が長かったですが、今季はドーピングしているかのような好調さ。
順当にいけばガトリン優勝が濃厚ではないかと思います。
追い風にもよりますが、9秒6~7台を出して金メダル獲得と予想します。
対抗:ウサイン・ボルト
2番手はパウエルかゲイとも考えましたが、やはりボルトは強いと思います。
今季不調ですが、体調がうまく合えば金メダル獲得の可能性も十分です。
世界記録9秒58をさらに更新してほしいですが、今の状態だとそれは難しいかな・・・
対抗その2:アサファパウエル、タイソンゲイ
3番手で銅メダルを争いそうなのがパウエルとゲイですかね。
この二人は実力は十分ですが、どうしても2番手3番手の印象が強いです。
今回も金メダルはやや難しいかもと言う感じ。
高瀬慧はどこまで進む?
今回日本から100m代表になっているのが、高瀬慧選手のみと言うことになってます。
桐生や山縣が選ばれておらず、かなり残念な状況ですね。
高瀬は自己ベスト10秒09ですが、これは向かい風0.1mで出した記録。
風の状態が良ければ、9秒台も十分狙える選手です。
今回は決勝まで行って欲しいのですが、メンツ的に準決勝まで進めれば御の字と言う感じでしょうか。
200mやリレーもあるので、そちらも頑張ってほしいですね。
世界陸上2015北京の日程とタイムテーブル。放送スケジュールなど
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