すでに世界2階級制覇を果たし、現在9戦9勝8KOの井上尚弥。
スピーディーな重いパンチを撃つ井上選手は、スキのないボクシングを魅せてくれます。
WBC世界フライ級に君臨している、44戦44勝38KOのロマゴンこと「ローマンゴンザレス」を倒せる、一番の有力候補なのは間違いないでしょう。
すでに世間では井上vsロマゴンの実現がささやかれてますが、井上尚弥は本当にロマゴンに勝てるのか?と言うのも気になるところです。
今回は2人の戦力分析や、勝敗予想などしていきたいと思います。
井上尚弥選手の戦績・スタイル
スタイル:オーソドックス
戦績:9戦9勝(8KO)
主な武器:スピード、カウンター
井上尚弥選手はプロでは9戦ですが、ボクシングを始めたのは小学校1年生からでアマチュア経験は豊富です。
日本ライトフライ級タイトルマッチの田口選手との試合以外は、全てKOと言うKO率の高さ。
井上選手の体は細く、どちらかと言うとスピードタイプのように見えますが、その体からは想像できない重さのあるパンチが打てるのが他の選手と違う所。
きれいなフォームから、スピード・タイミング・気持ちがドンピシャで合わさったような力強いパンチを打ちます。
戦術では距離の取り方が非常にうまく、スピードのある「出入り」が特徴。
自分から攻め、相手選手がパンチを打つ頃には、すでに離れている事も多いです。
その中でスピードのあるカウンターを打てるので、これでダウンを取るシーンが多々あります。
スピードとパワーの両方をこれだけ兼ね備えた選手は、中々いないですね。
まさに才能あふれる怪物と言うのにふさわしい選手だと思います。
ローマンゴンザレス選手の戦績・スタイル
スタイル:オーソドックス
戦績:44戦44勝(38KO)
主な武器:プレッシャー、左ショートアッパー
ロマゴンも成績は44戦と言うキャリアがありつつも、38KOと言うそのKO率の高さが目を引きます。
パウンドフォーパウンドでも1位にランクインされ、ロッキーマルシアーノ、メイウェザーの持つ49戦全勝と言う記録にも並ぼうかと言う所。
戦闘スタイルですが、ロマゴンの特徴は何といってもまずその強いプレッシャーですね。
どっしりした構えを崩さず、上体を絶えず動かしながら強いプレッシャーをかけてきます。
そこからしっかりと脇を閉め、体重を乗せた強いパンチを打って来るのが非常に驚異的。
常に基本に忠実で、クレバーな戦い方をしてくる印象です。
ガードも固く、ディフェンス面でも中々崩れる事がありません。
まるで頑丈なお城が動きながら責めてくるような、そんな印象を持つ人も多いでしょう。
またやっかいなのがロマゴンの得意技である左のショートアッパー。
時折これを織り交ぜて相手の上体を起こし、顔をさらけ出させつつ、フェイントでボディなども織り交ぜてきます。
ロマゴンと対戦した相手はほとんどが、ロマゴンのプレッシャーからだんだんとリズム・ペースに飲まれ、そこから崩されていくと言う感じ。
自分のリズムやペースに持っていくのが、非常にうまいです。
ロマゴンを倒すには、まずこのプレッシャーをいかに外していくかがカギになりそうです。
井上尚弥vsローマンゴンザレスの試合の流れや勝敗予想
井上尚弥選手とロマゴンの試合の流れですが、
・プレッシャーで距離を詰めて打ち合いに持ち込むロマゴン
・スピードのある出入りで距離を取りつつカウンターを狙う井上尚弥
この流れになっていくと思います。
井上尚弥選手は距離を取りながら、長いリーチを生かしていかに自分の距離で戦うか。
逆にロマゴンは距離を詰めてインファイトに持ち込もうとしてくるでしょう。
前半はスピードのある井上選手が有利になると思います。
しかし後半、ロマゴンのプレッシャーでスタミナを削られると、徐々にロマゴンのペースになっていきそうな可能性も。
井上選手には出来れば早い段階で、カウンターなどでダメージを与えつつ、ポイントを稼いでもらいたいですね。
そして勝敗予想なんですが、個人的には、6-4でロマゴンが有利かなと予想します。
やはり安定感や12Rと言う長いラウンドを考えると、終始丁寧な戦い方をするロマゴンが有利かと。
もし5~6Rくらいで決着がつくとするなら、井上選手かなと思いますね。
井上選手は出来るなら序盤からガンガン行って、ロマゴンのペースを乱して行ってもらいたいと思います。
海外の反応はどんな感じ?
・なおやはマルケスやパッキャオのような偉大な選手になるに違いないよ
・彼ならローマンを倒す事が出来ると思う。そしてP4Pの頂点に立つことも出来るだろう
・なおやには最高の競争相手が必要だ。近い将来ゴンザレスと対決するに違いない
・早くローマンゴンザレスと対戦してくれ!!
・彼は今までの日本で最高のボクサーだ。モンスターのあだ名にふさわしい。
・ゴンザレスを倒すのに十分な素質がある。世界各地に行ってもらいたいね。
・彼の兄弟の活躍も待ちきれないね
・なおやのスタイルはまるでリゴンドーのようだ
・強すぎる!相手がかわいそうだよ
・良いボクサーだが真面目な話、ローマンに勝つのはまだ早いよ
まとめ
井上選手とロマゴンには、とりあえず早めに対戦してもらいたいですね。
パッキャオとメイウェザーのような、ピークを過ぎてからの対戦にはならないで欲しい。
井上選手は間違いなくパウンドフォーパウンドでも上位に来る選手なので、ロマゴンを倒せば1位獲得もあり得ると思います。
日本人初の快挙なるか??
右手の怪我は心配でしたが、とりあえずそれほど影響なさそうでよかったです。
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