ジムに通い始めたけど、そろそろマイグローブが欲しいな
ジムのグローブは臭いがきついから嫌だな・・・
買いたいけどどのグローブがおすすめなんだろう?
今回はこんな疑問に答えていきます。
この記事を書いている著者
昔はK-1選手とのスパーリングやアマチュアの試合にたくさん出ましたが、現在もジムに通って鍛えつつ、家では自分用のグローブでサンドバッグやマススパーなどしてます。
グローブの購入歴は3回ほど。
今回はジムに通っている初心者~中級者くらいの方の、おすすめのボクシンググローブについて書いていきたいと思います。
結論:1万円前後以上の8~10、14オンス
結論から言うと、初~中級者のジム使用でおすすめなのは、
・8~10オンスもしくは14オンス
のグローブです。
安いグローブでもいいんですが、あまり安すぎて品質が低いものだと
「拳を怪我してしまう」
「ジムにあるウイニングを使ったほうが良かった…」
なんて事になってしまいます。
グローブは少々値が張りますが、できれば1万円以上で質が高いグローブを買うことをおすすめします。
サイズはサンドバッグやミットを叩きやすい8~10オンス。
もしくはマススパー用の14オンスグローブがおすすめです。
オンスグローブとパンチンググローブはどちらがいい?
グローブには「オンスグローブ」と「パンチンググローブ」が存在します。
オンスグローブ
手全体が覆われており厚みのあるグローブです。
基本的なグローブはこの形になります。
パンチンググローブ
親指が出ており薄めに作られているグローブです。
キックボクシングの練習ではこちらが使われることが多いです。
基本的にはオンスグローブがおすすめです。
オンスグローブのほうが厚みがあり、拳を傷めにくくなっています。
パンチンググローブは薄い分打感を感じやすいですが、固いサンドバッグだと拳を痛めやすいです。
ミット打ちとサンドバッグのみに使用するならパンチンググローブでもいいと思いますが、試合に出たい人はこれに慣れすぎると危険だと思います。
軽いグローブに慣れすぎると、試合で重いグローブをつけた時に感覚が違いすぎて上手く打てなくなってしまうからですね。
グローブは何オンスが良いの?
グローブには大きさがあり、「oz(オンス)」で表されます。
※1オンスは約28グラム
4oz、6oz、8oz、10oz、12oz、14oz 、16ozがあります。
ミット打ち、サンドバッグに使うなら8~10オンス
練習の基本となるのがミット打ちやサンドバッグ打ちです。
これらに主に使うのが、8~10オンスのグローブです。(どちらかと言えば10オンスがおすすめ)
トレーニング目的の会員さんなら、こちらを購入するのが良いかと思います。
使う頻度は一番多い重さです。
対人戦、マススパーリング用なら14オンス
人に見られるのはやはり対人戦をしている時です。
マススパーやスパーリングになると、14オンス~16オンスグローブが使われますが、それ用のグローブを購入するのもいいと思います。
その場合は14オンス(体重の重い選手は16オンス)がおすすめです。
アマチュアの試合やプロを目指している選手は、普段から14オンスや16オンスでサンドバッグやミット打ちをする人もいます。
その方がグローブの重さに慣れるからですね。
ただ初心者がこれをやるとすぐに疲れて、基本のフォームが中々身につかないなんて事になりがち。
最初は14オンスでのミットやサンドバッグはかなりキツイのでおすすめしません。
試合に出るつもり・プロを目指すなら、14オンス以上のマイグローブで練習してもいいでしょう。
12オンスは買わないほうが良い?
ジムで使うなら、12オンスは中途半端になりがちです。
ミットやサンドバッグならちょっと重いですし、マススパーにしては小さすぎます。
せめて体重60キロ以上の人が、サンドバッグやミット打ち用に使うのは有りだと思います。
とは言え、ジムで使ってみてしっくり来るようなら12オンスでもいいでしょう。
マジックテープと紐式はどっちがいい?
マジックテープ式
着脱が簡単で使いやすいです。
ほとんどのグローブはこれです。
ただし安いグローブだと、すぐにマジックテープがダメになります。
紐式
プロのスパーリングで多く使われます。
外れにくいですが、1人では着脱が出来ません。
使う頻度は少ないと思います。
着脱式
テープや紐で固定せず、着脱式のグローブもあります。
とは言え簡単に抜けることはないですし、しっかり固定されるので安心して使えます。
ただその分付ける時に少々苦労します。
基本的にはマジックテープ式のものをおすすめします。
紐式は1人で付けることが出来ないので、練習用として使う人はほとんどいないですね。
プロの試合を想定する人が使うならアリですが、初心者が使う機会はめったに無いです。
マジックテープなら着脱も簡単ですし、しっかりと固定ができます。
天然皮革と合成皮革はどっちがいい?
グローブには天然と合成が使われています。
基本的には天然が高級で、合成はちょっと安いです。
天然皮革
牛などの動物の皮がそのまま使われており、劣化しにくい素材です。
手に馴染みやすいですが、その分手入れなどの手間がかかります。
本格的なグローブは主に天然皮革が使われています。
合成皮革
ポリウレタンなどが合成された素材で、安いですが天然よりも劣化しやすくなります。
とは言え高価なものだとそれなりに長持ちします。
天然よりも馴染みにくいですが、手入れなどの手間はそれほどありません。
メーカーはどこがおすすめ?
メーカーについてですが、有名メーカーならどれも品質は高いので、特にこだわらなくてもいいかと思います。
日本なら「Winning(ウイニング)」が有名ですが、キックボクシング系ならタイの「TWINS(ツインズ)」や「WINDY(ウインディ)」が有名。
海外ではメイウェザー愛用の「Grant(グラント)」やパッキャオの使う「REYES(レイジェス)」、ロマゴンやドネアは「Everlast(エバーラスト)」を使っています。
メーカーによって品質の違いはありますが、使用していくうちに馴染んでくるのでそれほど気にしなくてもいいかと。
自分の好きな選手の使っているメーカーで決めてもいいと思います。
もちろん無名メーカーでもOKだと思います。
各メーカーの特徴
Winning(ウイニング)
日本のメーカーと言えば「Winning(ウイニング)」が最も有名ですが、世界的にも名が知れています。
日本のトッププロはほとんどウイニングを使っており、品質の高さも有名。
手作りでクッションはしっかりしていて劣化しにくく、長持ち度は№1と言っていいと思います。
その分値段は高めになりますが、個人的に初心者に最もおすすめしたいのはウイニング製のグローブです。
井上尚弥選手や村田諒太選手を始め、多くの日本のプロ選手がWinningのグローブを練習に使っています。
ジムでも準備してあるグローブはウイニング製が多いですね。
GRANT(グラント)
グラントは1995年に作られた比較的新しいメーカーです。
皮が柔らかく、ナックルが薄いのが特徴。
デザインにこだわっており、カラーバリエーションも豊富です。
メイウェザーも愛用しているメーカーですが、ステータスや品質の高さが特徴でWBA,WBC,IBF,WBOそしてJBCの公認グローブになっています。
手作りの高級品のため手に入りづらく価格も5万円~10万円と高価です。
受注がストップしていることが多いので手に入りづらく、公式サイトやフェイスブックでたまに入荷がお知らせされます。
品物が少ないためフリマサイトで偽物も多く出回っているので注意が必要です。
REYES(レイジェス)
レイジェスはメキシコの老舗ブランドで、多くのメーカーがレイジェスのグローブを手本にしてきたと言われています。
現在世界戦で最も使われてきたのがレイジェスのグローブです。
皮は柔らかめで手に馴染みやすく、パンチの打感が伝わりやすいため、ハードパンチャーはレイジェスのグローブを好んでいるようです。
パンチャータイプの選手や、パッキャオのようなガンガン攻めるタイプの選手に合っているかもしれません。
Everlast(エバーラスト)
こちらも1910年創業の老舗のブランドで世界中で多く使われています。
世界で最も有名なメーカーと言ってもいいかもしれません。
一般から上級まで様々なグレードのグローブが揃っており流通数も多く、購入しやすい有名メーカーグローブと言えるでしょう。
バリエーションは豊富ですが、安いものだと質が低いものがあるようです。
しかし上級品の質は他のメーカーに引けを取りません。
ISAMI(イサミ)
イサミは日本で格闘技製品を扱っているショップです。
RIZIN公式で使用されていることが有名で、RIZINで活躍している那須川天心や堀口恭司選手などが使っています。
ボクシンググローブから総合格闘技用のオープンフィンガーグローブなど、幅広く製造されています。
大きなステータスはありませんが、品質と価格が安定しているメーカーと言う印象ですね。
他にも有名メーカーとして、【TWINS】【WINDY】【TITLE】【Ringside】【Bodymaker】【Boxer】【PrizeRing】【VENUM】【adidas】【Reebok】【LONSDALE】など多数のメーカーがあります。
8オンス~10オンスグローブのおすすめ5選
ウイニング アマチュア練習用10オンス
価格:税込26950円
マジックテープ式のアマチュア練習用グローブです。
マジックテープ式で天然牛皮素材が使われています。
多くのボクサーが品質は保証済みで、クッションがしっかりしている、怪我をしにくい、手にフィットしやすい、耐久性もバッチリ。
初心者から上級者まで幅広くおすすめされています。
このタイプは在庫もそこそこあるので、注文からすぐに発送してもらえるでしょう。
無料で名前をプリントすることができ、カラーも白、黒、ゴールド、シルバーから選べます。
刺繍の場合は別途料金がかかり、時間もかかるので注意が必要です。
ウイニング10オンス カラーオーダー式
価格:税込 35035円
こちらは上記グローブのカラーオーダー版となります。
15色の中から色を選択することができ、手の甲や手首など各部分のカラーを指定することが可能。
名前はもちろん画像のプリントもできます。
(著作権を侵害しないものに限る)
自分だけのオリジナルグローブを作れるので、マイグローブにこだわりたい人にはおすすめ。
プロ選手もよくオリジナルカラーのグローブを使っています。
エバーラスト パワーロック
価格:税込 32448円
エバーラストのパワーロックは村田諒太選手が練習用で使っていた事も話題でした。
拳がバチンと当たる位置でロックされる構造になっており、そこから「パワーロック」の名が付いています。
パンチの打感を楽しみたい人や、強いパンチを打ちたい人におすすめです。
ただその分防御面では少し薄くなっており、拳の怪我には注意が必要。
とは言えウイニングにも引けを取らない品質なので、おすすめできるグローブです。
WINDY(ウィンディ) BGVH
価格:税込 10120円
WINDYはタイのルンピニースタジアムの公認ブランドです。
ウィニングやエバーラストよりは地味なイメージで価格も安いですが、品質はトップメーカーと遜色ありません。
クッションもしっかりしていて耐久性もそこそこです。
ただマジックテープが劣化しやすいという話があるので、その点は注意が必要かと思います。
とは言え安めの値段でしっかりしたグローブが買えるので、コスパを考えると良いんじゃないでしょうか。
Bodymaker(ボディーメーカー) サムライエッジ2
価格:税込 8990円
格闘家の皇治選手が宣伝しているグローブです。
安めの価格には珍しく本革が使用されており、品質面でもコスパのいいグローブになっています。
ボディーメーカーはちょっと小さめの作りになっているそうなので、練習用なら10オンスくらいが適正かもしれません。
個人的にはボディーメーカーのグローブは中の握り込みの部分の耐久性がちょっと弱い気がします。
耐久性では不安ですが、初心者が最初に買ってみるグローブとしては全然有りだと思います。
GLANT 8オンス 公式試合用
価格:税込 59000円
メイウェザーもよく使用するグラントのグローブは希少価値が高く中々手に入りません。
ネットでは偽物も溢れているそうなので、アメリカ屋スポーツなど信頼できる場所から買うのがおすすめです。
初心者が買うにはハードルが高いグローブですが、品質は抜群です。
クッション部分はやや小さめで、手に馴染むには多少時間がかかると思います。
着脱式で手首まで長く覆われるのが特徴ですが、これが最初は圧迫感を感じるかもしれません。
ウイニングとはまた違った感じのグローブですが、個人的には打ち込みやすくて好きですね。
まとめ
以上になります。
結局はグローブは好きなものを選ぶのが一番いいと思います。
愛着を持って使い、練習で自分の技術を高めて、格闘技を楽しめるようになるのが一番いいんじゃないでしょうか。
とりあえず安いものにするのも良し。
最初に安いものを買ってから、高いのに移行するも良し。
お気に入りのマイグローブを購入して、楽しい格闘技ライフを送りましょう。
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