グローブには何種類のオンスがあるの?
グローブ買うなら何オンスがおすすめ?
今回はこんな疑問に答えていきます。
この記事を書いている人
昔はK-1選手とのスパーリングやアマチュアの試合にたくさん出ましたが、現在もジムに通って鍛えつつ、家では自分用のグローブでサンドバッグやマススパーなどしてます。
格闘技は見るのもやるのも大好きです!
オンスとは?
オンスとはポンドの下の単位です。
※記号表記は「oz」
グラムに換算すると、1オンス約28.349523125グラム(約28グラム)になります。
ボクシングなどのグローブは、基本的にこのオンスで表されます。
ボクシンググローブには何オンスがあるの?
グローブの重さには以下のような種類があります。
ちなみに表記のオンスは、「グローブ片方の重さ」を表しています。
16オンスグローブをしているなら両方合わせて900グラム、両手にサッカーボールを持っているのと同じような感覚という事ですね。
グローブのオンスと重さについて
4オンス | 約113グラム | マックのハンバーガー(約100グラム)くらい |
6オンス | 約168グラム | |
8オンス | 約226グラム | リンゴ1個(250グラム)くらい |
10オンス | 約282グラム | |
12オンス | 約339グラム | 缶ビール(350グラム)くらい |
14オンス | 約395グラム | |
16オンス | 約453グラム | サッカーボール(450グラム)くらい |
18オンス | 約511グラム |
基本的に大きいオンスのほうがクッションが大きく、殴ったときのダメージが和らぎます。
逆に小さいオンスはより素手に近いので、伝わる衝撃も大きくなります。
グローブの大きさを写真で比較
10オンスと14オンスのグローブを並べたときの写真がこちらです。
試合や練習では何オンスが使われている?
プロの試合では、階級によって使われるグローブのオンスが変わってきます。
それぞれの場面で使われるオンスについて書いていきたいと思います。
プロボクシングで使われているオンス
※画像はhttps://www.jiji.com/jc/article?k=2020110100234&g=spoより
ヘビー級 | 90.72kg~ | 10オンス |
クルーザー級 | ~90.72kg | 〃 |
ライトヘビー級 | ~79.38kg | 〃 |
スーパーミドル級 | ~76.20kg | 〃 |
ミドル級 | ~72.57kg | 〃 |
スーパーウェルター級 | ~69.85kg | 〃 |
ウェルター級 | ~66.68kg | 〃 |
スーパーライト級 | ~63.50kg | 8オンス |
ライト級 | ~61.23kg | 〃 |
スーパーフェザー級 | ~58.97kg | 〃 |
フェザー級 | ~57.15kg | 〃 |
スーパーバンタム級 | ~55.34kg | 〃 |
バンタム級 | ~53.52kg | 〃 |
スーパーフライ級 | ~52.16kg | 〃 |
フライ級 | ~50.80kg | 〃 |
ライトフライ級 | ~48.97kg | 〃 |
ミニマム級 | ~47.62kg | 〃 |
アマチュアボクシングで使われているオンス
※画像はhttps://jabf-revival.com/jabf_reporter_category/%E5%85%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9/より
スーパーヘビー級 | 92kg~ | 10オンス |
ヘビー級 | ~92kg | 〃 |
クルーザー級 | ~86kg | 〃 |
ライトヘビー級 | ~80kg | 〃 |
ミドル級 | ~75kg | 〃 |
ライトミドル級 | ~71kg | 〃 |
ウェルター級 | ~67kg | 〃 |
ライトウェルター級 | ~63.5kg | 〃 |
ライト級 | ~60kg | 〃 |
フェザー級 | ~57kg | 〃 |
バンタム級 | ~54kg | 〃 |
フライ級 | ~51kg | 〃 |
ミニマム級 | 46~48kg | 〃 |
オリンピック競技で使われているオンス
※画像はhttps://www.asahi.com/articles/ASP7L516WP7JUTQP04C.htmlより
スーパーヘビー級 | 91kg~ | 12オンス |
ヘビー級 | 81~91kg | 〃 |
ライトヘビー級 | 75~81kg | 〃 |
ミドル級 | 69~75kg | 〃 |
ウェルター級 | 63~69kg | 〃 |
ライト級 | 57~63kg | 10オンス |
フェザー級 | 52~57kg | 〃 |
フライ級 | 48~52kg | 〃 |
スパーリング大会やその他アマチュアで使われているオンス
スパーリング大会などの練習試合では主に14~16オンスのグローブが使われます。
また大会によっては違うグローブが使われることもあるようです。
ほとんどは12~16オンスの間で使われるようですね。
練習で使われているオンス
練習では、
・サンドバッグ、ミット打ち:8~10オンス
・マススパー、スパーリング:14~16オンス
が使われることが多いです。
とは言え練習は人それぞれなので、オンスは使う自由です。
試合を想定して、ミット打ちから少し重めのグローブを使う選手もいます。
オンス別の威力はどれくらいなのか?
オンス別に威力を表してみたいと思います。
※独断と偏見なのであしからずです。
8オンス:
10オンス:
12オンス:やや重たい、サンドバッグはそうでもないがミット打ちだと結構疲れる
14オンス:結構重たい、マススパーでガードをあげているとすぐに疲れてくる
16オンス:かなり重たい、パンチも打ちにくく遅くなってもどかしい、超疲れる
軽いオンスでのガチスパーは危険
最近では自分でグローブを購入して公園で練習する人も増えているようです。
ガチ目のスパーをやる人もいるようですが、グローブを付けていても危険。
特に素人だと熱くなったり、加減がわからず相手を怪我させてしまうことがあります。
↓2014年に起きた事故の例
スパーをする時は必ず大きめのオンスで、経験者など加減ができる人とするようにしましょう。
グローブ購入におすすめのオンスは?
ボクシングを始めるとマイグローブを購入したい人も多いと思います。
どのオンスを買うか迷うと思いますが、
サンドバッグ・ミット打ちメインで使う場合:8~10オンス
マススパー・スパーリングメインで使う場合:14オンス
をおすすめしています。
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まとめ
グローブのオンスは目的別に様々な違いがあります。
目的にあった使い方をして行きましょう。
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