日経225先物取引で失敗した体験。これだけは注意しよう!

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日経225先物取引とは、「日経平均株価」を「買い」か「売り」がで購入し、その後数値が動いてから手放すことによって、利益を得ることが出来る株取引です。

株と言うとすごく難しそうなイメージがあると思うんですが、単純なはなし2分の1の確率で「儲かる」か「損する」かになるので、ちょっと理解すれば小学生のたし算よりもかんたんです。

ただこの「先物取引」と言うのは、レバレッジを利かせれば1日で100万円の利益、もしくは損失を生み出すこともあると言う、とても恐ろしい奴なのですね。

と言う訳で、今回は失敗談について書いてみようと思います。

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日経225先物取引での失敗談

 

僕はむかし会社の給料以外に、何かいい金儲けの方法はないかと思って調べた結果、日経225の先物取引と言う方法に行き着きました。

最初は難しそうで嫌だったんですが、通常の株よりもシンプルなことと、貯金もそこそこあったので初めてみようかなと思い立ったのが始まりです。

あとは最近刺激がなくて退屈な日が続いていたので、なんか刺激があるような事をやりたかったと言うのもありましたね。

 

先物取引はそのあといろいろ調べてみて、「デイトレード」と言う方法で始めました。

朝9時の取引開始で「買い」か「売り」かで購入し、15時15分の閉幕時に決済すると言う方法ですね。

このやり方なら1日に使う時間は5分くらいですし、損失が出ても少なくて済みます。

証拠金はだいたい200万円ほど預けて、ラージ1枚の取引を行っていました。

素人でしたがある程度堅実に取引を行い、これでいい時には月に30万円ほど稼げていました。

素人なのにこんなに稼げてしまったのにビックリして、「俺ってもしかして株の才能ある!?」みたいな勘違いをしてたのを覚えてます。

 

最初は軽い気持ちで始めたんですが、稼げて来たのが分かると、しょっちゅうチャートを覗くようになり、だんだん気になって仕方なくなるようになります。

たぶんギャンブルみたいな依存性があり、それでハマっていくようになったんだと思います。

その後だんだん資金が増えてきたのもあり、預けた証拠金を増やして、ラージ2枚での取引を行うようになりました。

これで利益も2倍になるのですが、損失も同時に2倍になり、1日に10万以上儲かったり、損したりと言うような事が続くようになりました。

最初は9時~15時15分の昼の部だけで行っていたんですが、昼の時の決済で損してしまっていた場合は、今度は夜の部にも持ち越すようになりました。

そして利益が出てから決済するようになったんですが、とにかく日中チャートの事が気になって仕方なかったですね。

特に夜の部に入ってからはさらに強くなり、寝る前もご飯の時もスマホでチャートをしょっちゅう覗いてました。

 

チャートが儲かる範囲に上昇すれば精神的に安定し、逆に損失が続くような事があれば不安になるようになりました。

決済した後もチャートの動きを見て、「あの時決済しなければ損失は無かったのに」「まだ持っていれば今頃50万の利益が出ていたのに」みたいな感じで、あの時ああしていればと考える事も多くなりました。

でもその分儲かる時はドカンと大きく儲かるので、これで月に100万円以上稼いだこともありました。

そうなったらもうウハウハで「よっしゃーー!!」な感じですが、こんどはラージ3枚に増やそうかなと考え、勝てそうなときは3枚に増やしたりしていました。

もう欲に負けてのめり込んでいくのを止められなかった感じです。

 

額が大きくなるごとに欲もだんだん大きくなってきて、気が付くと証拠金はギリギリの状態でラージ4枚の取引を行うようになっていました。

通常は取引が出来る証拠金の額よりも、損失が出た時の事を考えて何倍も大きな金額を準備するのですが、これまで上手くいっていた事もあって「なんとかなる」「自分なら大丈夫」と言う根拠のない自信があって、無茶な取引をするようになりました。

もはやこうなってしまうと、今思えばいつか失敗すると言う状況に陥ってたんだと思います。

 

そしてある日、損失が出たまま決済の時間になったんですが、損をするのが嫌でそのまま持ち越してしまいました。

「いつかまた値が戻るはず」と信じて、2日たっても3日たっても決済せず、そのまま1週間が過ぎました。

しかしその時にはさらに損失が膨らんでいて、もう利益を出すのは難しい状況になっていました。

こうなると「少しでも損のない所で決済しよう」と、またさらに少しでも値が戻るのを期待して、決済しないままずっと持ち越していました。

しかしそのまま値が戻ってくる事は無く、決済の期限が迫って強制的に決済せざるを得なくなりました。

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この時の損失は200万円以上で、これまでに出た利益のほとんどを吹っ飛ばすと言う、大失敗をやらかしてしまいました。

 

結局お金は減り、ラージ1枚での取引しか出来なくなりました。

あの時の豊富な資金を思い出すと居てもたってもいられなくなって、もう一回リベンジしてやろうと意気込みました。

しかしいきなり損失に転じると、もう損を出すわけにはいかないと決済せずにまた持ち越してしまいました。

この前失敗したから、今度は「きっと天が味方してくれる!」とイタイ望みを抱いていましたが、またしても値が戻ってくる事は無くそのままズルズルと損が膨らんでいきました。

この頃になるともう開き直っていて、もうどうにでもなればいいやと言う感じでしたね。

けっきょく今度は証拠金過不足になると言う事で証券会社から強制決済され、またもや大きな損を出すことになってしまいました。

この損失で今まで稼いだ金額はすべて吹っ飛び、トータルでも大きなマイナスになってしまいました。

 

この失敗により、もうお金が無くてチャレンジするも出来なくなってしまいましたので、仕方なく先物取引をいったん中止する事になります。

お金が無くなったことはすごく痛かったですが、今まで気になって仕方なかったチャートの動きから解放されて、なんかすがすがしい気分でした。

ここでやっと自分がいろいろと縛られていた事に気づいたのかなと思います。

ここからこのハイリスクハイリターンなゲームからはいったん足を洗って、今度はビジネスの勉強をしていくようになります。

 

先物取引を始める時はこれだけは注意しよう!

 

今回の失敗を体験した僕から、これから先物取引を始める人に、注意してもらいたいのはこの3つです。

 

まず「無くなってもいいお金ではじめる事」

初心者の頃は失敗が付きものです。

ほぼ必ず損するものと思って、無くなっても構わない少額のお金から始めるようにしましょう。

理想は20万円以内で、損失の少ない「ミニ」から始めるのがおすすめです。

 

次に「もうけ過ぎない事」

先物取引は、資金さえあればズブの素人でも100万円稼ぐことができる取引です。

しかし僕の経験上、まぐれでそんなに儲けてしまうと、調子に乗ってどんどんお金をつぎ込んでしまうのを止められなくなります。

「人生は振り子」と言う言葉があるように、得をすれば得をするほど損失の大きいゲームに手を出していく事になります。

投資のプロではない初心者の人は、とりあえず少額でちょっぴり稼いで、それで満足するようにした方がいいです。

 

そして「本気でやらない事」

初心者は投資にいきなり本気で取り組まない方がいいです。

もっと他に楽しい趣味に熱中して、投資は「そう言えばやってたな」くらいの軽い気持ちでいるといいと思います。

その方が依存性のあるギャンブルに、ハマりすぎなくて済みます。

本気でやればやるほど、はまってチャートが気になってくるので。

 

以上の点に注意して、多少たしなむ程度に続けていれば、それなりの資産運用になってくると思います。

それでも危険のあるマネーゲームに変わりはないので、ハマりすぎそうな人は辞めておきましょう(笑)

ただ金融や経済の事についても詳しくなるので、後々の人生を考えるとプラスに働くかもしれません。

僕もこういう失敗をしてから、お金についてもっといろいろ勉強するようになりましたし、話しのネタも増えましたしね。

今はまだ損した時のショックの方が大きいですが、もっと時間がたつと「あの時やってよかったな」と思う時が来るかも?

その当たりは人それぞれだと思うので、何とも言えません。

 

もし興味があるなら、とりあえず証券会社に登録してみるといいと思います。

多分情報をあれこれ見るよりも、いろいろ触って覚えた方が分かるので。

口座開設は無料で出来ますし、ネットで5分くらいで完了します。

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ばか高い手数料がかからないですし、初心者にも分かりやすいです。

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