【8年後】工場の単純作業は辞めて正解だった話。【フリーランス】

生活

僕はもともと工場の単純作業をしていましたが、今は辞めてフリーランスでネットの仕事をしています。


ネットの仕事だけだと孤独なので(笑)たまにバイトもしてますが、毎日楽しくて自分の好きな事や勉強に打ち込めるので、以前よりすごく充実と成長があります。

工場の単純作業は給料は安定してもらえましたが、自分の成長が全く無くて時間の無駄だったので辞めたくて仕方がなかったです。


結局辞めてしまったんですが、、



実はあれからもう8年くらい立ちます。

8年後の今の心境を書きたいと思います。


後悔したこともあります(笑)


会社員に戻りたいと思ったこともあります(笑)


その当たりをつらつらと書きたいと思います。



工場の単純作業はマジで嫌だった

自分の成長がない毎日

僕の会社では工場内で、プリント版の製作を行っていました。

小さな部品をプリント版にはめ込んで、それをハンダ装置に延々と流す作業。


きつくはなかったですが、一度仕事を覚えてしまえば誰でもできる仕事です。

毎日同じことの繰り返しなので、頭がボーッとなっていました。



正直心のなかでは、「なんで毎日こんな事してるんだろう?」と思っていました。

あとは競争の激しくないジャンルの会社なので、基本的にみんななんとなく仕事をこなしている印象でした。


忙しい部署もあったんですが、工場のラインはみんなのんびりしていましたね。



サボってる人たちが得をする社内


そうなってくると、仕事をサボるやつがもちろん出てきます。


真面目に仕事をしてる人もいれば、しょっちゅうタバコに行ったり電話してる人もいます。

めんどくさい仕事は他の人に任せて、社内政治を頑張る人もいます。


ようするに「ちゃんと仕事してる人が損する」状況が出来上がってしまってたんですね。



きつい部分を引き受けて、真面目に仕事してるのがアホらしくなってきます。


「雑談が上手」だったり「適当にサボって遊んでくれる人」の方が好かれて、真面目に働く人が煙たがられることも多かったです。

あとは飲み会が多くて、「飲み会で目立つ人」が社内を仕切ってる傾向もありました。


僕は特に人間関係が不器用だったので、そんな状況に困らせられることが多かったです。



未来が見えない・何も出来ないおっさんになるのが嫌


正直会社の上司は尊敬できない人ばかりでした。

もちろん中には立派な人もいたし、尊敬する人もいましたが、50代以上の管理職はほとんどしょーもない奴ばっかでした。


「僕も将来はこうなってしまうのかな」


と思うと、夢も希望もありませんでした。


とは言え、当時の僕はそこまで相手を馬鹿にできるほど優秀ではなく、自分が未熟だったことはわかっていました。

だから「もっと勉強する時間・成長する時間」が欲しかった。


しゃべりも下手、人間関係も下手、恋愛も下手、そしてそんななぜ自分が下手なのか?どこが問題なのか?もわかりませんでした。



そんなジレンマを抱えていたので、「単純作業に1日8時間も費やしてたのが無駄」に思えてしょうがなかったです。


たまに残業すれば家に帰るのは20時とか21時。

飯を食って風呂に入れば、自由時間は1時間とか2時間。


しかも会社で精神的に疲れているので、やる気は起きずゲームストレス解消してるとすぐに時間が過ぎます。

とにかく1人でゆっくり考える時間が欲しかったですね。



会社を辞めました


ということで当時ネットで見つけたお金稼ぎの方法を実践し、2~3万くらいの収入があった所で会社を辞めました。

またその時の貯金は500万円ほどありました。


収入がなくなっても、コンビニとかでバイトして月8万円でもあれば長いことやっていける、と思っていたので、お金の心配は全然していませんでした。

やめると決めてから、1週間位で会社をサクッと辞めました。



素晴らしい開放感


こうして僕は人生初のニートになりました。


もうね、開放感が素晴らしい。


今まで保育園から会社で頑張るまで、20数年間、ずーーーーっと時間の拘束に縛られてきました。

それが初めて無くなって、なんとも言えない気持ちになりました。


平日の昼間に町を散歩できることの素晴らしさ。

夜何時まで起きていても、明日を気にすることのない開放感。


「自由」


の一言に付きます。



しかもお金も時間もある。

最高でした。



好きなだけやりたい事や勉強ができる


しかし当然遊んでばかりはいられません。

フリーランスとして活動し、収入を得ていかなくてはなりません。


自分の力でお金を稼ぐ方法を学ぶとともに、恋愛や人間系の勉強についてもやっていました。

もうこの当たりの勉強がしたくて仕方なかったので、砂漠で干からびて死にそうになったのどを潤すかのごとく、一日中勉強しまくっていました。


まさに鬼のごとく学びまくりました。


しかし有り余る時間でやりたかったゲームやエロ動画などにもハマってしまい、とにかくやりたいことだけを夢中でやりまくっていました。



1~2年位は楽しかった


そんな生活も1~2年位はすごく楽しかったんですが、だんだんと飽きてくるようになりました。

さすがに鬼のような欲求も、長く続くわけではありません。


1番はやっぱり孤独との戦いですね。


昔は職場での人間関係があったんですが、今は全くありません。

もともと1人が好きですが、それでも寂しさを感じてそれを我慢していました。



フリーランスとしての活動


当時は「金持ちになる!」という目標を掲げていたので、お金を稼ぐことに集中していました。

なんやかんや紆余曲折ありましたが、最高で月60万円以上の稼ぎ(利益ベース)を出すことができました。


ただもちろん会社員のように安定していないので、毎月同じ稼ぎが出るわけではありません。

確定申告も自分で行わなくてはいけないので、上がったり下がったりのお金との付き合い方はすごくプレッシャーがあって精神的にキます。



そしてさらに大変だったのは、それを継続することです。


1年や2年だったら、気合や根性で頑張っていくことができます。


これが3年以上になると、当時の新鮮な気持ちがなくなるので気合では頑張ることができません。

なので自分なりに稼ぐための目的やモチベーションを作っていく必要があります。


この当たりの「自己マネジメント力」が、フリーランスで頑張っていくためには必要になってきます。

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しかし当時会社員を辞めたばっかりの僕はこの当たりがわからず、ただただ力任せに頑張っていました。


もっと頑張らなきゃと、稼ぐためのプレッシャーを自分にかけていくのですが、これを1人でやっているとだんだんと虚しくなっていきました。



つらくて孤独で鬱病気味になる


あまりにも孤独に頑張りすぎていたのか、ある時ついに限界が来ます。


朝起きるとものすごい耳鳴りとめまいに襲われ、なぜか孤独と不安でいっぱいになり、体が震えて立っていられなくてトイレに駆け込みました。


この時は本当に死ぬかと思いました。


多分ストレスによる「不安障害」とか「パニック障害」だったと思います。

知らず知らずのうちに我慢をしすぎて、ストレスを貯めていたみたいです。


自分は精神的に強い方だと思っていたので、まさか人生でこんな経験をすることになるなんて思っていませんでした。

それとともにすぐに「もうこの生活やめよう」と思いました。


このまま頑張り続ければ、最悪の事態になりかねないと思いました。



稼ぐのを辞めて生活スタイルを模索する


そこから僕は仕事をするのをやめて、なるべく外に出るようにしました。

というか、家にいると不安になるので外に出ざるを得なかったです。


具体的には、

・うつ病治療のため心療内科に通う

・車を買って外に出る

・接客のアルバイトを始める

・スポーツジムに入って運動する

・友達とよく遊ぶようにする

など。


お金を稼ぐ以外のことに目を向けるようになりました。

幸いお金は無駄に使ってなかったので、貯金があったのが救いです。



アルバイトが楽しかった


僕は高校を出てすぐに就職したので、人生で初のアルバイトに応募しました。

と言ってもすでに30歳を過ぎてましたが…


接客系のバイトなんですが、久しぶりに声を出したり体を動かすのがものすご~く楽しかった。

そして雑談する仲間もできました。


これも楽しかった。

これまでほとんど人と接することがなかったので、久しぶりの人との触れ合いが楽しかったですね。


稼ぎの金額は少ないですが、そんなのどうでもいいくらいに楽しかったです。

なんか人生に潤いが出てきたような感じがしました。



これまで学んだことが一気に目を咲かせるように


接客業なので人との対応がすごく多くなりました。

僕はもともと人付き合いや人間関係が苦手でしたが、フリーランスで1人コツコツと勉強を重ねたことで、自分の頭脳がめちゃくちゃ強化されていました。


これまで僕は人見知りでコミュニケーションが苦手だったのですが、


・どうしたら人が喜ぶか

・人が動いてくれるのか


などコンプレックスをバネにめちゃくちゃ勉強してきました。


それを今まではネットでしか活かせなかったんですが、リアルな人間関係で活かすことで、自分の血肉となっていくことがわかりました。

稼ぐ金額は落ちましたが、別の部分でいろいろと強化されてきました。



バランスのとり方が分かってきた


これまでは仕事ばっかりと言う感じでしたが、人生ではバランスを取るのが必要だとわかってきました。

お金稼ぎや節約ばっかりを考えていないで、誰かと食事に行ったり遊びに行ったり、


・自分の精神状態を豊かにするための投資


が重要だと気づきました。

人間エネルギーがないと動けないので、エネルギッシュになるための投資はしっかりやらないといけません。


目に見えるものだけでなく、自分のテンションとか気持ちがとても重要だと分かってきました。

これもフリーランスとして日々奮闘し、考えながら生活してきたからこそわかったものです。



現在はかなり自分のスタイルが確立されてきており、稼ぎはそこそこですが充実した生活が送れています。

途中で会社員に戻りたいかも…と思ったことはちらほらありますが、現在は全く無いしその前の途中の段階も正直ほとんどありませんでした。


きつい時や苦しい時も多かったけど、窮屈で我慢してるときより良かったです。



厳しいけど窮屈さはない!辞めて正解だった


工場で単純作業をしていた時は、

・とにかく窮屈

・我慢することが多い

と感じることが多かったです。


でもフリーランスになってからは、「厳しい環境だけど窮屈さはなく、開放感とこれからの未来」にあふれている感じです。

だって自分次第でどうにでも人生変えることが出来ますからね。


あとは会社員のときとは成長の度合いが全く違います。

会社にいた時は、誰かの顔色をうかがったり、リーダー的な人の後ろにくっついていくような人間でした。


でも今は自分自身で勉強し行動し、少しの成功の経験から、合理的な判断や人を導くと言う事ができるようになりました。

これもやりたいというモチベーションをフルに発揮し、行動できたからです。


会社に我慢して残っていたら、自分で考えることが出来ないしょぼいおっさんになっていたと思います。



またこれからどうなるかは分かりませんが、あれから8年。


工場の単純作業を辞めていて100%良かったです。


これからはクリエティブな仕事が伸びると言われており、単純作業は機械やAIなどにどんどん取って代わられます。

工場の単純作業は今は働けていても、いずれ無くなる可能性が高いので、もし退屈で窮屈ならやめてもいいと思います。


一時的に収入は落ちても、やりたい気持ちや欲求を大切にしたほうが成長できますし、いいかなと。


フリーランスじゃなくても良い働き場所はたくさんあるので、別の場所に再就職するという手もあります。

最悪コンビニの深夜バイトでも、生活するのに十分なお金は稼ぐことが出来ます。


ただこれは独身の場合なので、すでに家族や子供がいる人はちょっと考える必要があるかもしれませんね。



成長がないなら今すぐ辞めるべし


安易に会社を辞めることはおすすめしません。

やるべき事があったり、自分の努力で変えられるなら頑張ったほうがいいと思います。


でもどうしても時間の無駄と感じたり成長がなかったりするなら、辞めてしまっていいと思います。

特に20代のエネルギーあふれる時間は、いろんな経験をしていろいろ学んだほうがいいです。


30代になると体力も落ちるし行動力も鈍ります。

あとは付き合っていた友達が徐々に鈍くなってくるので、それに影響されかねません。


辞めるなら若いうちが良いですね。



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