よく年齢がいってても彼女の出来ない男性は、
「努力が足りない」とか、
「もっと自分から積極的に声をかけるべき」
とか言われるのをよく見かけるが、33歳でまだ交際経験が一度もない僕からひと言言わせてもらいたい。
ぶっちゃけそんな簡単な話じゃない
ここでは恋愛の才能の無い人間が、彼女を作るのがどれだけ大変かと言うことについて書いていきたいと思う。
彼女を作ると言うのは、一部の男にとってとても難しい。
私はもうすぐ33歳になる男だが、
これまで恋愛経験や彼女はもちろん、女性とデートしたり手をつないだ経験も全くない。
が、自分としてはこれまで普通に…と言うか、結構好きに楽しく生きてきた人生だったと思う。
ただ明らかに女性に対してとか、「恋愛の才能がない」ことは自分でもよくわかっていた。
が、やはりある程度の年齢になってくるとどうしても、
- 彼女がいないと変な見られ方をする
- 結婚しないと周りからいろいろ言われる
こんな面倒くさいことが増えてくる。
男にとって、
女とは避けられない「ステータス」
なわけで、強く望んでいなくても、「彼女を作らないといけない」とプレッシャーをかけられる時が来てしまうのは、同じような境遇の人ならよく分かると思う。
しかし恋愛の才能の無い男性にとって、彼女を作ると言うのはとても難しい。
「普通に生活していれば彼女の1人や2人はできる」
「30代で交際経験のない人はちょっとおかしい」
なんて話しも聞いたりするけど、
僕に言わせてもらえば普通に恋愛できる人はかなり才能のある人な訳で、それをクリアするだけでものすごい努力が必要な人だっている。
例えば僕たちは普通に歩けるけど、生まれつき足が不自由な人にとっては、自分の足で歩くなんて夢のような事に感じる人もいるだろう。
中学で初めて彼女ができたなんて人はごく一部のモテる男で、ほとんどの人にとってはそんな経験はないだろう。
まずそれなりの容姿に恵まれないといけないのや、容姿がダメなら女を惹きつける何かが必要になってくる。
それは、
- 明るい性格だったり
- 人を惹きつける人気だったり
- 女子を楽しませるおしゃべりだったり
- 女にとって魅力的な何か
が無いといけない。
僕の場合はスポーツはそれなりにできていたけど、女性を寄せ付ける雰囲気が全くなかった。
ちょっとここで僕の生い立ちや、女性からどんな態度で接してこられたかについて書いていきたいと思う。
女子に嫌われまくった幼少時代
子供の頃と言うと、みんなかわいくてニコニコしたり、無邪気に遊んでいる姿を思い浮かべると思う。
しかし小さい頃の僕は子供なのにあまりかわいいとは言えなくて、今写真を見ても気持ち悪い子供だった。
なんか爬虫類みたいに目がギョロっとしていて、どことなく一歩引いたような表情をしていて、大人になった今もこんな子供をかわいがりたいとは思わない。
ぶっちゃけ全然かわいくない。
今の僕でもこんな子がいたら見て見ぬふして遠ざかると思う。
そのせいか保育園くらいの時には、
そのせいか小さい頃から女性が怖くて仕方なかった。
確か小学校2年生くらいの頃だと思うけど、
「自分は女と結婚なんて考えられないな」
なんて年に見合わない事を考えていたけど、まさにその通りのまま大人になってしまった。
小学校の頃の僕はいわゆるスクールカーストの下の方にいたのだけれど、そのせいか女子からの評価も低かった。
女子は男子と違って感情的で胸に突き刺さるような言葉をぶつけてくるが、それが幼い僕にとってはものすごく強烈に精神的ダメージを与えた。
「○○君のこと私嫌い」
なんて言われていたのだけど、それは笑いとか冗談は含まれてなくて、リアルガチでの言葉だ。
男にとって女の子からこんな冷静で冷たいこんな言葉を受けるのは、例え小さい頃でも男としてすごく傷つく。
そのせいか成長するにつれ女の子を避けるようになっていたし、女性としゃべるだけでキョドると言うかかなりおかしな態度になっていたと思う。
多分心の底で何か文句言われるんじゃと言う気持ちになってたんだと思う。
だからか初対面とかで女の子から話しかけてくることはあったけれど、うまく話せなくてなんか避けるようになって、その内全然しゃべらないようになっていた。
もちろん付き合う男友達も女の子にモテないような奴ばっかりで、今思うと変な奴が多かった。
女の子の前では変にカッコつけると言うか、嫌われないように嫌われないようにしていたと思う。
結果、そういう態度が余計女性をイラつかせていたんだと思うのだけれど。
そんなんだから学生時代は女の子と付き合うなんて全くなかった。
高校に入ってからは友人のすすめで女の子を紹介してもらう事はあったけど、結局うまく話せなくて何も進展しなかった。
と言うか、女の子のズバズバ言ってくる態度がまず怖かった。
長年のコミュニケーション能力に差がありすぎると言うか、女の子は面白さや好奇心にかまけてどんどん攻めてくる。
こっちが傷ついているんだけど、向こうはお構いなしだし、それはとても怖くて女の子をデートで引っ張っていくなんて無理だった。
とにかく女の子には怯えていた。
僕にとって女の子は「天敵」とか「避けるべき障害」と言う感じであって、学生時代に彼女を作るなんて、僕にはとうてい無理な話だった。
高校とかでは周囲では彼女の話とか初体験の話とかが盛り上がっていたけど、僕は強がるふりして話を合わせていた。
でもどうしてもだんだんキツくなってくるので、なるべくそういう場所には立ち会わないようになっていた。
彼女なんて欲しいと思わなかったけど、「あ~俺も彼女作んないとな~」なんて言いながら、特に何もしていなかったし、したくなかった。
高校卒業後は自分を見つめ直す
高校卒業後は上京して大手企業に就職した。
ここでは親元を離れて1人暮らししていたのだけど、親と離れたのは僕にとってすごく良かった。
過保護で過干渉な親だったのだが、正直僕が内気な性格になっていたのは、この親の影響が大きかったと思う。
学生時代は恋愛以外にもいろんなコンプレックスがあった。
そのせいか、それを解消するために自分磨きをしまくった。
もう親の目なんて気にする必要はないし、遅くなっても帰る必要はない。
- ファッション雑誌を見て高額な化粧水や洗顔料を買った
- エステサロンに通って肌をきれいにした
- 脱毛してひげを整えた
- 月3万円以上服を買いまくった
- 歌が下手すぎたのでカラオケで練習した
- バイクを買って都会の道を覚えまくった
20代前半はとにかく嫌な自分を直すため、自分磨きをしまくった。
でもここでも彼女を作るなんて考えは全然なかった。
他の同年代の人たちは飲みに行ったり遊びに行ったりしていたけれど、僕はそう言うのは苦手だった。
ぶっちゃけ遊ぶ時間があるなら、コンプレックス解消に時間を使いたかった。
それにそもそも1人でいる方が僕は好きだった。
だから飲み会とかバーベキューとかも行ったけど、全然楽しくなかった。
そもそもどうしていいのか分からなかったし、なんでこんなことするのかがよく分からなかった。
合コンや女の子との出会いも誘われたりした。
でも長年かけて作られた女性コンプレックスは、そう簡単に解消されるものではなかった。
幼い頃の恐怖がよみがえり、緊張してキョドってしまう。
会話が続かないし、コンプレックスが気になって落ち着かない。
化粧してきれいな顔で遊んでいる女の子は、自分よりもものすごくレベルの高い人種に見えた。
そこに並ぶために見栄を張ったりウソをついたりもたくさんした。
その結果、会話が全然噛み合わなくて、しゃべっててもつらいしすぐに疲れた。
振り返ると20代前半はめっちゃ努力したけど、努力に大して大きな結果が出たわけじゃなかったし、女性コンプレックスも解消しなかった。
自分の中の何かが狂っていて、上手いこと成長して行かないもどかしさがあった。
どうすれば自分の望む結果が得られるのか、それが全然わからなかった。
仕事でもストレスがたまることが多くて、いつもノートに上手くいかないイライラや感情を書きなぐっていた。
たぶんこのノートに書いてる内容を見たら、誰でも超絶真顔になると思う。
闇と憎悪とイライラが詰まっていて、どれだけきつかったが分かるはずだ。
努力が定着してきた20代後半
20代後半になると、少しづつ余裕や落ち着きが出てきた。
趣味で始めた格闘技でもアマチュアの試合に出まくり、プロのオファーも受けるくらいになっていた。
でも不器用さは相変わらずで、何をやっても上達は遅いし、女性とのコミュニケーションもうまくはなかった。
なんとなくちょっと世間話をすることはできる。
でもそこから発展することや、楽しいと思えるラインまで話しは盛り上がらない。
もしこの人が彼女になって付き合うようになんかなったら、自分のいろんな部分を見られてしまう。
- コンプレックスや1人努力を見られたくない
- 一緒にいて会話が続かなくなることが怖い
- きっといつか嫌われて軽蔑される
そんな風になるくらいなら、彼女なんていない方がマシ。
と言う図式が、自分の中で出来上がっていっていたと思う。
人間関係もあまり上手くなくて、人付き合いもちょっとぎこちなく、どことなくモヤモヤした気持ちを抱えていた。
自分の中の何かがおかしい、でもどこがおかしいのかが分からない。
そんな事を考えながら、ずっと悩んでいた。
会社をやめて個人事業を始めた27歳
僕は27歳の時に会社を辞めた。
「独立して自分で事業をやります!」
と言って辞めたのだが、半分は本当で半分はウソ。
とにかくしばらく自分一人でゆっくり考える時間が欲しかった。
会社の仕事や人付き合いに忙殺されるのが嫌で、時間をたっぷり作って自分のおかしいところを直していきたかった。
いったんリセットして、もう一度ゼロからはじめたかった。
会社を辞めて収入は途絶えたが、とにかく勉強しまくって自分で考えながらお金を稼いだ。
心理学や自己啓発書を何度も読んで、きとんとした世の中の原則を理解した。
それとともにコミュケーションや女性にモテる方法を勉強したりもしていた。
女性にモテないことも大きなコンプレックスだったから。
朝から晩までたっぷりある時間を、無駄にはしなかった。
今までの自分の生い立ちや経験なんかも何度も見つめ直してみた。
すると女性に対して、自分のダメな部分とかがいろいろ見えてきた。
最初に書いたような、自分の見た目やそれによって女の子から受けてきた影響、恐怖心。
これが自分の行動にかなり深く根付いていることが分かった。
女は低い位置にある男をとことん見下すが、これは僕もこれまでの経験からなんとなくわかっていた。
またこれは非常に重要なのだが、コミュニケーションの基本として、相手に「求める」行動をしていると、相手が離れていくことが分かった。
逆に「与える」行動をすると、相手の信頼感を勝ち取れることが分かった。
これは単に優しくするとかだけじゃなく、リーダーシップを発揮して相手を引っ張ったり、時には相手をけなすことも相手にとって「与える行為」となりうる。
相手の性格に応じて変えていくことが必要で、臨機応変に対応していく事が大事だ。
これには何が重要で何が重要じゃないか、大事なポイントや本質を見極める目が重要になってくる。
本質を見極める目は、ビジネスで鍛えた。
何度も失敗していくうちに、成功するパターンや効率のいいやり方を身につけていった。
会社員の時のようにただ周囲に合わせて一生懸命頑張るのではなく、結果が出た時のパターンを分析して成功するやり方を自分の中に蓄積して行った。
それとともに自分の目が鍛えられ、これはコミュニケーションでも役に立っていった。
30歳を過ぎて学んだことがさらに定着
当時はがむしゃらに勉強していたことが、何年か経つことで自分の中に定着していった。
よく分からなかったり、ただ頭で理解だけしていたことが、感覚としてだんだん分かるようになっていった。
長い間1人で牙を研ぎ澄まし、経験を積みいろんなことが分かるようになった。
久しぶりに女の子としゃべると、相手の気持ちが分かるようになった。
これまでは女の子の顔色をうかがいながら、嫌われないようにしなきゃと頑張って振る舞っていた。
昔のようにビビりながら自分を取り繕い、相手に媚びる必要がなくなっていた。
自分のレベルが上がったことがはっきりと分かった。
以前ははるかレベルの高く見えたかわいい女の子たちが、自分よりもずっと下にいるように感じた。
もう女の子を見てもビビることが無くなっていた。
「彼女を作っても大丈夫かな」
そう思えたのが、やっとこの当たりからだ。
それまでに超えてきたハードルは、想像以上にたくさんあった。
それにもしあの時会社を辞めていなかったら、僕の成長は止まったままだっただろう。
それでも彼女を作る気にはなれない
そんなこんな経験をしてきたが、いまだに僕は彼女もいないしデートもしたことがない。
やっぱり昔の気持ちがはっきり消えているわけではなく、今の僕にとって「彼女を作る」と言うのは、「バンジージャンプを飛ぶ」ようなものだ。
あるいは「カバディーをやる」「富士山の頂上に上る」と言ってもいいかもしれない。
別にやってもいいけど面倒くさいし、やんなくたって全然いい。
「なんで彼女作んないの?」と言う質問は僕にとっては、「なんでカバディーやんないの?こんなに楽しいのに」と言われるのと同じだ。
普通の人なら「は?」と思うだろう。
「別にそんなのやらなくていいじゃん」
そんな気持ちになると思うけど、彼女を作るのもまさにそんな感じだ。
ここまで来てもまだ彼女を作ると言う新たなハードルが出てきてしまった。
ぶっちゃけ彼女探しをするよりも、他のことに没頭している事で満たされていたりもする。
でももちろん彼女が欲しいと言う気持ちもある。
奇跡的に自分と会う人が出てきたり、無理に押し倒されるくらいされないと、本気で彼女作ろうなんて気持ちにならないかもしれない。
そんなこんなで、恋愛の才能がない男が彼女を作ると言うのは、いろんな意味でものすごくハードルが高い。
たぶん10代や20代で無理に彼女を作ったとしても、1週間くらいですぐに別れていたと思う。
ここまで時間をかけて努力して、改善して、やっとちょっとだけやってもいいかな…くらいの気持ちなのだ。
もう一回人生やり直しても多分無理だろう。
人によっては彼女を作るなんて、ホントに無理ゲーの中の無理ゲーなのだ。
それでもやっぱり彼女といる人や、恋人がいる人は幸せそうに見えることもある。
そうでない人もいるけど。
もしその方が幸せになれるのだったり、そうしたいと思うんだったら恋人は作った方がいいと思う。
2人でいることで元気が出てきたり、子供が生まれて新しい楽しみができたり、人生に彩が生まれたり。
そう言うのは大切なことだから、自分もそう思うようになったら全力で恋人を探しに行くだろう。
長くなったけれど、これがずっと恋人がいない男の経験や頭の中です。
理解できない部分とかがたくさんあるかもしれないけど、全部正直な話です。
とりあえず何が言いたいかと言うと、恋人がいない男はそれだけの理由があるってことじゃないですかね。
だから別に人それぞれ好きにやればいいんじゃね?って言うのが、僕の考えですね。
その後、33歳になって勇気を出して童貞を卒業しに行きました。その時のエピソードです。
→ 33歳童貞が初めてソープを体験。30過ぎ初Hの感想はこんな感じだった!
こんな僕がなんと36歳になって初めて彼女が出来ました(笑)
その経緯や流れについてはこの記事で書いています。
女性に囲まれるようになった現在と、そこまでの手順を解説しています。
コメント
河村友歌さん、かわいいですよね